公認プロ、なりたい人、辞める人

競馬一般

「プロになれる!」と聞くと、将来を約束してもらえる感がありますが、
実際は“出来高制の請負契約”なので、仕事をしないと無収入ですし、
途中で契約を切られることもあるので、将来が約束されるわけではありません。
プロ予想家の場合、『仕事をする=予想を売る』ということですから、
どんなに頑張って予想を登録したとしても、売れなければ1円にもなりません。

予想家という仕事は、小説家や漫画家のような技術職だと思っています。
この手の仕事で求められるのは、常に『お客様からの評価』です。
もっと具体的にいうと『売上の数字』だけなのです。
「努力や才能は必要ない」というわけではありませんが、
どんなに頑張ろうと、どんなに満足な仕事ができたとしても、
お客様が実際に買ってくださらないと収入にならないのです。
公認プロと聞くと「飼われている」ような印象を持つ方がいらっしゃいますが、
食べるエサすら与えてもらえないので、飼われてすらいないのです。
名前をそこに置かせてもらっているだけで、
実際は自分のエサ代を自分自身で稼いでいる状態なのです。
「公認プロとは予想販売を運営に許可されている」という意味でしかありません。
つまり、運営から“看板を借りている”だけなのです。
小説家や漫画家なら出版会社、歌手ならレコード会社、予想家なら競馬情報会社、
所属する企業の持つ看板やブランドを貸してもらっているだけで、
それ以上でもなければ、それ以下でもありません。

昨日の記事の中でピンハネ率の話をしましたが、
このピンハネ率こそ企業の『看板(ブランド)賃貸料』なのです。
その看板による集客力が賃貸料に勝るなら公認プロをやる価値がありますが、
劣るのなら、高い賃貸料を取られる公認プロを続けるメリットはありません。
ここが一つのターニングポイントなのです。
昔とは違い、企業に頼らなくても自力でプロになれる時代になりました。
小説家や漫画家に限らず、予想家も自分で予想を売れる時代です。
実力のない“名ばかりプロ”なら企業の看板に守られていた方が安心ですが、
実力があるのなら独立した方が収入が増える可能性があります。

つい最近、新しく3名の予想家がウマニティでプロデビューを果たしました。
その一方で、おかべプロのように公認プロを辞めてフリーになる方もいます。
俺プロを一番早く卒業したベンガルウマ大名人は、さっさとnetkeiba.comの
『ウマい馬券』という看板を捨てて、レジまぐで独立を果たしました。
それも一つの生き方ですし、実際、上手くいっている様子です。
人生も考え方によってはギャンブルのようなものかもしれません。
手堅く公認プロを目指すもヨシ、冒険して独立してもヨシ。
どちらが正解なのかは、その人の実力と運次第なのかもしれません。

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